相変らず日本女子プロゴルフ協会のゴタゴタが続いている。発端は、2021年に小林浩美会長が唐突に「2025年にスポンサー企業の主催権を協会に移し、スポンサー企業は特別協賛会社となり、大会冠料として4億円を協会に支払うこと。その後ゴルフ中継は全て有料放映化する」と言い出した。協会の現在の主催試合は、サロンパスカップ、日本女子プロゴルフ選手権、リコーカップの3つだけ。その他の33試合はスポンサー主催だ。もちろん多くの主催者は主催権返上に何のメリットもなく反対の立場を表明して、3年前から根深い対立構造が続いている。更に小林が会長に就任してから公認料が250万円から500万円、750万円と上がり、今年は一気に1300万円になるという。しかも、値上げの説明は無し。これではスポンサー企業は社内の許諾が取れる訳がない。結局、15大会の主催者が「公認料値上げの明確な理由を示せ」としながら「主催権返上は受け入れない」との抗議文書を協会に送る事態となった。このまま行けば15大会が消滅するのは目に見えている。協会は何の説明も無く実施時期を2年先送りした。小林会長の一方的で強引な進め方が、女子プロゴルフの足を引っ張ろうとしているのは間違いない。
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