益々重くなるランドセル

今日はこどもの日なので、小学生のランドセルの話。何年か前、孫の小学校入学祝いのためランドセルを贈ったことがある。大昔は男の子は黒、女の子は赤と決まっていたが、今どきの女の子は黒も選択肢の一つというから驚いた。更に驚いたのはランドセルの重さだ。こんな重い物を毎日背負って通学するのかと驚いたものだ。そのランドセルの重さが、軽くなるどころか重くなっているという。ランドセル自体はメーカーの努力で僅かに軽くはなっているようだ。ところが、中に入れる物が増えている。教科書は学習指導要領に基づき内容を充実させたためページ数が倍増し、サイズも大きくなっている。しかも、カラー印刷が裏側に透けず、子どもが1年間使っても破れないように頑丈な重い紙で作っている。その教科書もデジタル教科書に移行しつつある。でも、移行中だから、教科書の他にパソコンもランドセルに入れるのだ。おまけにコロナ対策の影響で水筒を持参することになった。斯くして、小学生にプロスポーツ選手並みのハードワークが強制されているのだ。まだ骨格が整っていない小学生の身体に良いことはない。文科省が改革しなくて誰がするのだろうか。文科省の不作為としか言い様がない。