自民党の不透明な内輪の処分

自民党が裏金議員ら39人の処分を決定した。内容は極めて恣意的だ。あれ?裏金議員は86人だったはず。500万円未満の47人は脱税の罪が有りながら無罪放免になってしまった。500万円未満の根拠は何なのだろうと問うても、岸田も茂木も答えられない。塩谷と世耕が離党勧告で、下村と西村と高木が党員資格停止で、萩生田は党の役職停止となったが、何故差が付いたのかも説明出来ない。本来であれば、86人全員処分されるべきであり、5人衆と事務総長経験者は全員離党勧告すべきであった。勿論岸田も処分されるべきだった。岸田は「自分の責任は国民に問う」と弁解しているが、内閣支持率は20%前後で低迷している。国民の総意は既に「岸田はNO」と表明しているだ。そもそも、今回の処分は自民党の内輪の処分だ。国会議員のバッジを外すわけでもなく、大仰に見せているだけ。どうせ選挙に通れば復党する。当人たちは内心、痛くもかゆくもないはずだ。こんな事に5ヶ月も費やした。岸田を筆頭に自民党の自浄性の無さだけが浮き彫りとなった脱税事件だった。でも、逮捕者ゼロ。