今日は4月1日エイプリルフール。ウソではないが、ウソのような話。現行制度の夫婦同姓が続くと2531年には全員が「佐藤さん」になるという話。東北大学高齢経済社会研究センターの吉田教授が、国内で最も多い佐藤姓の増加率と人口動態を分析し、シミュレーション結果を公表した。吉田教授によると、佐藤姓は2023年時点で日本人の人口の1.529%を占め、全国で第1位。佐藤姓が人口に占める割合は2022~2023年の1年間で、1.0083倍の伸び率だった。この伸び率のままいくと仮定して計算すると、2446年に人口の半分以上が佐藤姓になり、2531年には全員が佐藤姓になるとのこと。因みに、選択的夫婦別姓の場合、2531年の時点での佐藤姓は人口の7・96%にとどまり、全員が「佐藤さん」になるのは、3310年だった。ただ、少子化が進む日本で、現在のペースで人口が減り続けると仮定すると、3310年の日本人の人口は、たったの22人。吉田教授は選択的夫婦別姓の問題を、数字で見せようとしたとのことだが、選択的夫婦別姓の問題以上に少子化問題を提起する形になってしまったようだ。
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