3月20日は国際幸福デーだ。2023年の世界幸福度ランキングが、国連の関係機関から発表された。1位はフィンランドで。日本は51位だった。世界幸福度ランキングとは、各国のおよそ1000人に、生活評価(生活に関する幸福度の評価)を0~10までの11段階で行ってもらい、過去3年間の生活評価の平均をもとにランキングを決定するもの。つまり2023年の世界幸福度ランキングは、新型コロナウイルスのパンデミックや、ロシアのウクライナ侵攻、さらに世界各国のインフレなどによる生活の変化など、激動の3年間が対象となったランキングだ。世界幸福度ランキングは、総じて西欧が上位で、アジア、アフリカが低く評価に偏りがある。各国の1000人が評価するのだから、その国の国民性を反映しているのかもしれない。ロシアの侵攻を受けて悲惨なウクライナは137カ国中92位で、ガザを攻撃しているイスラエルは4位なのだから、順位そのものは全く当てにはならないとも言えそうだ。日本が上位を目指すには、政治が未来の明るいビジョンを示す必要がありそうだ。
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