日本ゴルフツアー機構JGTOの組織がゴタついているようだ。3月19日に青木会長が退任するが、未だに後任が決まっていない。ゴタゴタの背景には、反青木派が仕掛けてきた熾烈な権力闘争があるという。日本の男子プロゴルフは低迷している。要因は、石川遼以外にスター選手がいないからだ。むしろ、青木の尽力で人気低迷を最小限に留めることが出来たというのが大方の見解だという。しかし、青木体制に不満を持つ者がクーデターを起そうとしているという。2022年に選手会会長になった谷原秀人だ。昨年は谷原のスポンサーのABCマート創業者で当時JGTO副会長だった三木正浩が、青木派に退陣を迫ったが失敗に終わった。それ以降、青木派は次期会長に鈴木茂晴大和証券元会長を推薦し、本人の了承も取り付けていたが、谷原が反青木派の登用を要求したため鈴木は激怒し候補から降りてしまった。現在、反青木派は次期会長に倉本を擁立しようと動いているという。プロゴルフ界の有力スポンサーである遊技機メーカー「平和」の石原オーナーは、反青木体制になればスポンサーを降りると言う。セガサミーもカシオもAbemaTVも降りるだろうとも言っている。日本の男子プロゴルフの更なる低迷は決定的だ。権力闘争などしている場合ではない。如何にゴルフ人気を再興させるか、選手全員で知恵を絞り実行に移す時だというのに。
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