派閥の裏金事件に続き、去年自民党の若手議員が参加した懇親会が物議を醸している。参院では初となる政治倫理審査会の弁明と質疑が行われた。安倍派の幹部を務めた世耕前参院幹事長は「知らぬ存ぜぬ」の全否定。「誰がこんなことを決めたのか私自身知りたい」とまで宣った。国会議員の秘書たちは「知らぬ存ぜぬ」は有り得ないと冷笑しているという。政治倫理審査会に出た衆院5人と参院3人の中で世耕が最も酷いと評価している。一方で、自民党の若手議員もハチャメチャだ。青年局近畿ブロック会議に露出度の高い女性ダンサーを招いていたことが発覚。「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明した川畑県議は世耕の元秘書であり、さらに女性ダンサーにチップを口移ししたのは世耕の現役地元秘書だった。岸田は公費は使われていないと釈明したが、カネには色が無い。青年局長を女性にすればいいとばかりに、鈴木貴子にすげ替えた。裏金も過激ダンスショーも構図はソックリだ。議員達が「おかしいと気付きながらも周りの空気に流され、行動を起こそうとしない」という共通点がある。これが今どきの議員像と言えそうだ。残念。
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