全てが維新のオウンゴール

昨春の統一地方選で躍進したあの日本維新の会の凋落が顕著になっている。昨夏は立民を抜いて日の出の勢いだった。ところが、追い抜かれてしまった。はや野党第2党に成り下がってしまったのだ。原因は、大阪万博だ。建設費が膨張し、税負担増も確実となり、パビリオン建設も遅々として進まず、計画の杜撰さに国民が呆れかえってしまったからだ。しかも、吉村知事が「能登復旧と万博は無関係」と言った言葉が火に油を注いでしまった。維新は党勢回復のために党員確保に必死だ。党員獲得ノルマ達成のためオフレを出した。ノルマを達成できなかった者は、罰則として交付金をカットするという内容だ。まさに、ブラック企業と化してしまったのだ。更に、万博もIRもままならないのに、その後にF1を誘致すると言い出した。F1は行政が多額のコストを負担する税喰い虫だというのに。更に更に、国会では藤田幹事長が立憲民主党の米山隆一衆院議員のヤジに耐えかねて「ええ加減にせえよ?ほんまに」とヤクザながらに凄んでしまった。まさに、維新の正体が暴露されてしまった瞬間だった。全てが維新のオウンゴールと言える。所詮、維新は田舎の成り上がり者だと熟々思う。国政などに進出せず、大阪域内でこじんまりとやってほしいものだと思う。