まめアジの干物を買って

一応コロナ騒動も明け、1年半ぶりに旅行することになった。行き先は湯河原。のんびりと湯に浸かることが目的だ。宿はカミサンがネットで調べた三輪というホテル。いつもは自分が幾つか候補を選び、カミサンが最終的に決めるのが通常だが、今回は珍しくカミサンが選定して決定した。我が家では、選定基準として部屋付き温泉露天風呂を最優先することが慣わしとなっている。割高ではあるが、いつでも好きなときに、好きなだけ何回も温泉に浸かることが出来る。人目を気にすることなく極上の時間を味わえる。コスパは良いと思っている。カミサンの選定理由の2番目は、和とイタリアンのマリアージュ料理。想像がつかなかった。でも、出てきた料理は、全て和とイタリアンのマリアージュ料理だった。我が家は小食だ。それもピッタリと合っていた。このあたりは湯河原の一等地で芸能人やセレブの別荘も多いのだそうだ。理想郷という。理想郷とはユートピア、即ち、湯~とぴあ、という連想から生まれたのかもしれない。でも急坂には閉口した。帰りに熱海に立ち寄った。長年の念願だったまめアジの干物を買った。これを肴に晩酌するのが楽しみだ。