北陸電力志賀原発も危ない

能登半島地震が直撃した北陸電力志賀原発が5日に「安全上問題はない」と公表した。NHKも「問題は無い」と報道した。でも果たして本当に問題は無かったのだろうか。「安全上問題はない」と発表した後に、使用済み燃料プールの水が大量に漏洩、冷却ポンプが一時停止、変圧器破損による大量の油漏れ等が公表された。油漏れは当初3500リットルとしていたが、後に2万リットルと大幅に訂正した。外部への放射能の影響はないとしていたが、原発周辺のモニタリングポストは、15カ所で測定できなくなっていた。放射能の影響は不明なのだ。北陸電力はかつて志賀原発の重大事故を隠蔽していたことがある。誤操作により臨界状態を起させてしまったことを8年間も隠蔽し続けていたのだ。もはや北陸電力が「原発は安全」と言っても、信用は出来ないのだ。それらの事実を知りながらNHKなどのマスコミは、目をつむっている。更に、能登地震で道路が分断され多くの集落が孤立し、原発の避難計画など絵に描いた餅だと判明してしまった。それでも原発を推進しようとするのか。全くクレージーとしか言い様がない。