政治刷新本部はやってる感だけ

派閥の裏金作り問題に対処するため政治刷新本部の初会合が開かれた。メンバーは総勢38名。本部長は岸田総理、最高顧問は麻生と菅、本部長代行が茂木、幹事長が木原、実際に裏金作りに手を染めた安倍派9名が参加している。メンバーを見て、この政治刷新本部は、一体何を刷新しようとしているのだろうかと疑ってしまった。本部を作った目的は、派閥の是非と裏金作りの防止のはずだ。ところが、最高顧問に派閥養護派の麻生と派閥解消派の菅が鎮座する。これでは派閥が無くなる訳がない。しかも裏金作りの当事者たちが、裏金作り防止策を検討するという。まるで盗人が窃盗防止策を検討するようなもの。出来るはずがない。幹事長の木原は腕力で殺人事件をもみ消した輩だ。裏金作りを如何に誤魔化すかには長けているかもしれないが、刷新するとは到底思えない。そもそも、38名も集めて大御所の前で真面な議論が出来るだろうか。出来るはずがない。斯くして、政治刷新本部とは、岸田のやってる感を醸し出すだけにある存在と言えそうだ。