今年の始まりは能登大地震

元旦早々から波乱の幕開けだ。夕方、能登半島でマグニチュード7.6、震度7の大地震が発生した。1.2mの津波が発生し、防波堤を破壊し海岸沿いの民家を襲った。朝市で有名な街の中心部で大規模火災が発生し200棟以上が罹災した。7階建てのビルが横転するなど、多くの家屋が崩壊した。土砂崩れで道路は寸断され、水・電気などのライフラインも止まってしまった。安否不明者が数多くいるとみられている。地震の規模は、阪神淡路大震災や熊本地震の約3~4倍だという。能登半島では2020年12月ごろから群発地震が起きてきた。能登半島は、日本列島が東西から押される境界付近にあり、水平方向に圧縮されてできる逆断層が集中している。複数の専門家は、地下の水(流体)が断層運動を誘発した可能性を指摘している。地震予知で的中率の高いMEGA地震予測も、今回の能登地震は予知出来なかったようだ。日本は地震の巣の上にある国だから、地震被害は避けられない。だからこそ、地震予知技術のより一層の向上が必要だ。