たかがケーキではあるけれど

高島屋の冷凍クリスマスケーキが破損状態で出荷され、横山専務営業本部長が謝罪した。2879個販売し、807個が破損していた。ところが、横山専務は「原因は不明」とし、この問題を切り捨てた。たかがケーキではあるけれど、高島屋には品質について真摯な態度は無いし、管理体制もなっていないことがバレてしまった。これで高島屋ブランドは全てにおいて大きく傷つくことになるだろう。高島屋は原因不明と言っているが、問題は単純で、原因は冷凍不足なのだから、丁寧に製造過程、物流を調べれば簡単に解明出来るはずだ。一般に品質問題が発生する時は、普段とは違う何かが存在しているものだ。今回は、イチゴの入荷遅れによる凍結時間の変更だ。凍結時間を2週間から20~25時間に変更し、凍結することを確認したとのことだが、1個の凍結と100個の凍結では、同じ時間で行なうのは無理がある。また、時間短縮のため現場が勝手に時間を短縮しなかったのだろうか。ヤマトもサガワも品物の管理はしっかりしている。807個を辿れば、問題は更に明らかになる。こんな些細な調査もしない高島屋には呆れるばかりだ。