東京地検特捜部が覚醒した

自民党に大スキャンダルが吹き荒れそうな気配だ。パーティー券裏金疑惑が発覚した。清和政策研究会(安倍派)約1,900万円、志帥会(二階派)約950万円、平成研(茂木派)約600万円、宏池会(岸田派)約200万円と、ほぼ全派閥に渡っている。ところが、これで収まらない。朝日新聞は、時効にかからない2018年から22年の安倍派のパーティ収入の約6億6,000万円の内、約1億円が議員にキックバックされて裏金となったと報道している。裏金作りの仕組みはこうだ。たとえばノルマ分の100万円は収支報告書に記載する。それを超えて100万円を売り上げたとき、収支報告書には記載せず、裏金としてキックバックされる。安倍派の塩谷立座長は記者団の質問に「そういう話はあったと思う」とキックバックを認めてしまった。しかし、こうした方法で裏金が出来ることは政界では常識だったとのこと。だが、東京地検特捜部は、安倍一強政治の環境で、そこにメスを入れることは出来なかったのだ。いよいよ東京地検特捜部が覚醒した。特捜部は萩生田の舎弟である、所謂パー券営業部長との異名のある池田佳孝元文科副大臣に焦点を当てている。更に、安倍派の事務局長は、政治の素人で検察の追及に耐えられないだろうと噂されている。これを機に、政界の悪業を一掃してほしいものだと思う。