流行語大賞発表の季節がやって来た。今年の大賞は、岡田監督の「アレ」に決まった。今年のプロ野球は終盤で盛り上がっていた。阪神タイガースが38年ぶりに日本一になったのだから、大賞受賞は肯ける。でも、昨年は「村神様」で、一昨年は「リアル二刀流」で、その少し前は「神ってる」だから、流行語大賞は少しプロ野球に偏向す過ぎているのかもしれない。自分は「増税メガネ」がトップ10に入ると思っていた。だが、入らなかった。選考委員のやくみつるは「忖度をしたのではなくて気遣い」だとコメントしている。弱視で分厚いメガネをかけている人を気遣ったからだと弁明しているが、首相に忖度したのは間違いない。流行語大賞の格を汚したと思う。一方知らないトップ10もあった。「蛙化現象」だ。調べてみると、蛙化現象とは、好きだった相手に好意を持たれた途端、嫌悪感を抱いてしまう現象とのこと。Z世代で一気に流行した言葉の1つという。但し、Z世代では「好きな人のささいな行動で気持ちが冷めてしまうこと」の意味合いで使われるらしい。Z世代は進んでいる。更に「蛇化現象」も起きているという。蛇化現象とは「推しがやることならネガティブなことでもOKという、相手のどんな行動でもすてきに見えてしまう現象」とのこと。蛙も蛇も、ジコチュウ過ぎると感じるのは、自分だけなのだろうか。
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