新型コロナの主流はエリス

新型コロナウイルスの患者数が増えている。コロナは5月に5類へ格下げされたが、もはや第8波のピークに迫ろうとしている。マスコミは新型コロナウイルスの患者数が増え、通称「エリス」の割合が増えて一般の医療にも影響が出ていると報道している。アレレッと思った。コロナの名称はギリシア文字表示なのではなかったのかと。武漢が発生の地だから、当時何故武漢ウイルスをアルファにしなかったのだろうと訝かしがったものだ。それがオミクロンまで進展し、現在はオミクロンのXBB1.16とEG5.1が主流だ。どうやらエリスとは、オミクロン株EG5.1を指すようだ。それにしても、エリスのイメージは悪い。ギリシア神話に出て来る不和と争いの女神なのだ。エリスは多くの災いの母となり、労苦、忘却、飢餓、悲歎、戦闘、戦争、殺害、殺人、紛争、虚言、空言、口争、不法、破滅、誓いとなる子を生んだとされている。ギリシア文字よりエリス表示の方が余程恐ろしい。果たして、名付け親はオミクロン株の凶暴化を予知したのだろうか、それともギリシア神話に無知だっただけなのだろうか。いつの世も名付けには苦労するものだ。