英国を凋落させた歴代首相たち

国の豊かさをダイレクトに計る指標は無い。でも、一人当たりのGDPで、ほぼほぼ豊かさの比較は可能だ。ヨーロッパでは英国の凋落が目立つ。2007年には、英国とドイツは同程度だったが、現在英国はドイツに較べ貧しい国になっている。今や英国はポーランドに抜かれ、スロベニアにも抜かれようとしている。2008年ブラウン首相の時代に急激な景気後退に見舞われたのが始まりだ。その後、キャメロン首相に代わったが景気は回復せず、メイ首相のブレグジットで更に疲弊し、ジョンソン首相時代の新型コロナで経済的なダメージが続き、トラス首相は経済音痴政策で、たった49日で退陣に追い込まれた。要するに、歴代首相の失政で英国は凋落したとみることが出来るのだ。でも、英国の人工知能やバイオ医療、クリエーティブアートでは、英国はまだ世界の最先端かその近くに位置する企業と産業を擁している。経済的なリーダーシップを狙う力は有るのだ。スナク現首相は力不足。英国を再生するには次なる首相の登場を待つしかなさそうだ。