裏目ばかりの大阪万博

大阪万博を盛り上げるためにスペシャルサポーターとして任命した船舶ポリマ号が、インド・ムンバイ沖で座礁して、PR活動が出来なくなったとのニュース。このニュースはあまり伝えられていない。何故なら万博会場の建設も見通しが立っていない状況なのだから、ポリマ号の座礁などニュースとしての価値は殆ど無いからだ。当初の計画では、化石燃料を使わず太陽光や風力、水素エネルギーで動かすポリマ号を万博の会期前から運航。世界の寄港地で海洋プラスチックごみに関する啓発活動や万博のPRを行い、万博開催中の令和7年に大阪港に入る予定だった。いわばSDGsをPRする目玉のはずだった。急遽、かつて大阪市が所有していたディーゼル搭載の帆船に替えようとしているとのこと。勿論世界1周を諦め、瀬戸内海でお茶を濁すことにしたようだ。大阪万博は何から何まで裏目が出ている。しっかりとした計画性が無いからだろう。いや、元々開催する必然性も無く、責任の有る旗振り役もいないために違いない。