「与党も野党も茶番」は正しい

衆院本会議場の壇上で、れいわ新選組の櫛渕共同代表が「与党も野党も茶番!」と書かれた紙を掲げた行為に対し懲罰動議が可決された。鈴木財務大臣に対する不信任決議案の採択が行なわれた時だ。れいわ新選組は、防衛費倍増、安保三文書法案、老朽原発稼働延長などが、十分な論戦も無いまま可決されてきたことに対し、十分な議論をするよう終始訴えてきた。真面な議論をしない野党のアリバイ作りの不信任案提出に対しれいわ新選組は「与党も野党も茶番」と批難した訳だ。この行為に対し、自民・公明・立憲・維新・国民の与野党5党が国会の品位を汚すとして懲罰動議を提出した。しかし、この行為は懲罰の対象になるべきものだろうか。れいわ新選組の主張は正しい。与野党5党は真面な議論をしなかったことを真摯に反省すべきだ。では「与党も野党も茶番」の紙は国会の品位を汚すものなのだろうか。国会では、これまでろくな議論もせず、議員たちがプラカードを持って議長を攻撃するのが慣例になっていた。それを実行していたのは与野党5党だ。どの口で批難が出来るのだろう。与野党5党は、国会の品位よりも、国会での論戦を重視すべきだと思う。