どうする、小林JLPGA会長

日本女子プロゴルフ選手の成長が目覚ましい。有力選手は米国ツアーに進出したが、残された若手選手がその穴を補う以上に活躍している。ところが、女子プロゴルフのスポンサーの撤退が相次いでいる。10年続いていた先日のほけんの窓口レディースはRKB×三井松島レディスに大会名が変わった。GMOインターネット・レディースは一昨年に姿を消した。ニッポンハムレディスクラシックは日ハムが辞退し、楽天スーパーレディースの楽天も辞退を検討しているという。原因は、小林浩美会長が金儲けのため推し進める女子ツアー改革だ。放映をテレビから有料ネットに切り替えている。でもオジサンたちはお金を払ってでもネットで見ようとはしない。テレビ放映が激減したから女子プロゴルフ熱が冷めるのは当然だ。数年前まで2~3億円で開催できた女子大会だったが、今は人気だからと倍以上の金をスポンサーに要求している。でもコストパフォーマンスが合わないから、スポンサーが撤退するのは当たり前だ。挙げ句の果て、協会の累積赤字は5億円に達している。小林会長は、改革の趣旨を若手の育成と環境整備だと言っていたはず。でも、若手の成長という踏み台が既にあって、儲けるために改革したが、女子プロゴルフ熱を冷やしている。これでは更なる若手の育成と環境整備は望めない。スポーツの醍醐味はLIVEだ。しかも無料でだ。自分は、LIVEのテレビ放映を望んでいる。殆どのオジサンはそう思っているはずだ。女子プロゴルフ熱を維持するためには、どうする、小林JLPGA会長。