同期会:自分なりのあれこれ

会社の同期会が日比谷の焼肉トラジで開かれた。昔の同期会は、まずは乾杯で始まったが、今日は献杯から。53年前に入社した同期の数は減りつつある。一昨年、コロナ禍で病院をたらい回しされた同期が敗血症で亡くなった。コロナ禍でさえなければ、もっと長生き出来たと思え残念でならない。同期会は黙祷から始まった。そして献杯。同期は全員80歳に近い。はじめはこの歳で焼肉かと思った。ところが、意外と好評だ。メニューを見る目が輝いていた。幹事の力量に感心した。我々同期にとって、日比谷は特別な地だ。初任配置は板橋だが、本社は日比谷にあったからだ。同期は日比谷の地と焼肉を満喫したようだ。更にこの日比谷は自分にとっても特別な地なのだ。日比谷の本社に5年間通った。当時はバルブ最盛期の時代で、交際費を使わないと怒られた。だから銀座のクラブに週一は通ったものだ。それは余談だが、自分の長男が本社の入る東京ミッドタウン日比谷の実施設計をした。しかも、隣の三信ビルには自分が出向した会社の営業部あり、時々お邪魔した。三信ビルは文化財として、取り壊しすべきかを問われていたビルだ。結果として取り壊されたのだが、先日長男から地下に三信ビルの遺構を偲ばせる地下通路があると知らされた。勿論、それを目指した。少し似ていた。そして時間ギリギリで同期会に間に合った。