チグハグな警察庁

最近の警察庁は本分を忘れているように思う。安倍元首相が凶弾に倒れ、岸田首相もあわや爆弾の犠牲になるところだった。要するに警察の本分である治安関連が手抜きされているのだ。ところが、どうでも良いことには力を入れている。交通規制が強化され、自転車のヘルメット着用が義務化される一方で、電動キックボードは無免許化され公道に危険がばらまかれた。これらのチグハグは、中村前警察庁長官によるところ大だ。中村は、交通関係の仕事が専門で治安には疎い。出世のため政治家の御用聞きとして重宝がられた。代表的な例が、レイプ事件で逮捕寸前だった山口元TBS部長について「天の声」を発して逮捕を止めたことだ。因みに、止めたのは中村が安倍から指示されたのか、または忖度したのかと言われている。元々警察官としては失格だ。立身出世のためならば、何でもする輩のようだ。そのような輩が警察庁長官に就けば、やることは高が知れている。自転車のヘルメット着用の義務化は、今警察が全力を挙げてやるべき事ではない。こんな事に力を注ぐから治安が疎かになる。電動キックボードの無免許化は業界からの賄賂で、許可されたという噂もある。時の首相が警察庁長官に真面な人物を選ばないと、警察は無能化してしまう。もっとも、時の首相はそれを狙っているのかもしれないのだが。