ジャック・マーが東大客員教授に

東大が、中国を代表する巨大IT企業「アリババ集団」創業者のジャック・マー氏を客員教授として招請したと発表した。東大は、重要な研究テーマへの助言・支援のほか、持続可能な農業と食料生産分野での共同研究や事業化などを期待しているという。勿論、起業、企業経営、イノヴェーションなどについての氏の豊かな経験や先駆的な知見を東京大学学生や研究者と共有することも期待している。ジャック・マーは2020年に当局を批判し、その後当局から圧力を受けて、最近では公の場にほとんど姿を見せなくなっていた。世界的なアントレプレナーから学ぶことは深くて多い。東大が実践的な創業技術を身につければ、鬼に金棒というところだ。ジャック・マーの座右の銘は永遠不放棄(絶対に諦めない)。「瞬間的な情熱は無意味である。持続できる情熱だけがビジネスになる」という名言を残している。その精神も引き継いでほしいものだ。