入閣条件を英語会話力必須に

G7外相会合が閉幕し、ロシア軍のウクライナからの即時撤退を求めることや、中国の力や威圧による一方的な現状変更に強く反対することなどを盛り込んだ共同声明を発表した。G7とは、米英仏独伊加日にEU連合を加えた西側陣営だから、当然の共同声明となった。一方、中国は猛烈に反対し、汪報道官は「G7は、乱暴に内政干渉することをやめ国際社会に人為的に対立と分裂を作り出すのをやめるよう求める」と述べた。また、ロシアはG8に属していたが2014年から参加資格を停止されたままだ。世界の問題を議論するのであれば、G7に中国、ロシア、EUを加えG10にすべきだ。利害に反する国々が面と向かって議論することこそ重要であると思う。でも、今回は単に西側陣営の集まりであったG7が、少しは収穫があった。以前は言葉の壁があり、周りには沢山の通訳がいて外相はヘッドホンを着けていた。ところが、今回のG7では、誰一人としてヘッドホンを着けずに、英語で議論していた。ネイティブイングリッシュレベルの林外相だったからかもしれないが、世界と話し合うには堪能な英語会話力が必要だ。今後、入閣条件として英語会話力を必須とすれば、自ずと日本の世界的地位は上がるに違いない。同時に、大臣待ちのポンコツを入閣から排除出来るメリットもありそうだ。