ナッツは心臓病リスクを軽減する

栄養と食品学の学術誌Food Nutrition Researchによると、過去の論文データを分析した結果、毎日ひと握りのナッツを食べると心臓病リスクが約25%低減することを発見したとのこと。また、ナッツは血中脂肪の量を低減するが、血圧や血糖値には影響を与えないことも分かったという。以前から、ナッツは心臓に良いと言われている。それを数値でエビデンス化したという形だ。アメリカ食品医薬品局FDAでさえ、マカダミアナッツなどのパッケージに心臓の健康にいいと推奨するラベルを貼ることを承認している。心臓病にはいくつかのリスク要因があるが、9割は生活習慣病だと言われている。ナッツは飽和脂肪と不飽和脂肪の割合がよく、繊維質や葉酸、マグネシウム、植物ステロール、トコフェロールも含まれている。心臓の健康に役立つ栄養素がいくつも含まれているのだ。だからといって、ナッツの食べ過ぎは体重増加につながる恐れがあり心臓血管のリスクが増すことになる。ナッツをバランスの取れた食生活の一部として取り入れることがベストだ。炭水化物、タンパク質、高エネルギー食品が大部分を占める中のあくまで一部にナッツを入れるのが良いようだ。ジャンクフードの替わりにナッツを摂ればベストということになる。自分は期せずして、数年前からおやつに適量のナッツを食べている。以前は狭心症の気があったが、今は全く気にならない。