チャットGPTが教育現場で波紋を広げているという。チャットGPTは一昔前の検索エンジンと立場が似ている。検索エンジンは、質問事項を記入すると関連するウェブページを表示してくれる。チャットGPTは、質問を投げかけると、人間との自然な会話のように文章で返事をくれる。このブログ「チャットGPTを試してみた」に書いた通りだ。チャットGPTの利用者が公開から2カ月で1億人を超え、史上最速で普及したアプリと報じられている。米国では学生の9割がチャットGPTを宿題に使ったとの報告もあるほどだ。ニューヨーク市の教育委員会は、市内の学校のネットワークからチャットGPTへのアクセスを禁止した。チャットGPTで作成した文章を、チャットGPTにチャットGPTで作成したかを質問すると、YESと答えるという。韓国では学校がチャットGPTでチェックし、英文でエッセイを書く宿題をチャットGPTに任せた高校生たちに0点をつけたと報じられた。それでも幾つかの単語を変えれば摘発されにくいので、チャットGPTを使ってこっそり宿題をする学生が急増しているという。そこで学校はチャットGPTを摘発するアプリ「GPTゼロ」で対抗中とのこと。しかし、チャットGPTを使って優秀な文章を作っても、学生に実力は身に付かない。学校は単に禁止するのではなく、チャットGPTの有効な活用方法を教育すべきだと思う。
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