マスコミが潰す若きアスリート

今年の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの快走をみせたドルーリー朱瑛里選手がマスコミに潰されそうだ。ドルーリー朱瑛里選手は中学3年生でまだ15歳だが、異次元の走力を持っている。全国対抗女子駅伝で脚光を浴び、晴れの国岡山駅伝でも実力を発揮した。ところが、次週の琵琶湖クロカンを欠場すると発表した。決して故障した訳ではない。ドルーリー朱瑛里選手が弁護士を通して発表したコメントは次の通りだ。クロカンの経験が無く、挑戦する気持ちで申し込んだが、全国対抗女子駅伝以降のマスコミ取材や撮影や声援に不安を感じた。練習が以前のように自由にできなくなり、過度な報道で精神的にも疲れた。自分が発言していないのに学業や趣味など陸上以外の事も大きく報道されて戸惑っている。周りの人にも迷惑をかけているので、過度な取材は控えてほしい。高校生になっても、陸上は続けていく。もっと記録を伸ばせるように、努力しようと思っている。そっと見守っていただけるとありがたいです、と。このままではドルーリー朱瑛里選手は、不破聖衣来選手のようにマスコミに潰されてしまう恐れがある。影でそっと応援することこそ、若いアスリートを育てることに繋がるのだが。