SDGsって

「世界のニュースを日本人は何も知らない」の著者である谷本真由美氏がSDGsについて語っている。「SDGsは、他の先進国ではまったく知られていない。生真面目に取り組んでいるのは、国連が大好きな日本だけだ。日本のエライさんや役人がSDGsのカラフルな丸いバッジを着けているが、西欧人は謎のカルトなのかと訝かしがっている人が多い」と。SDGsとはSustainable Development Goalsのことで、訳すと「持続可能な開発目標」。17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰ひとり取り残さない」ことを誓っている。国連加盟国の全会一致で採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界をめざすというものだ。日本ではこのSDGsなるものが企業の取り組みとして重要なアピールポイントになっている。ところが他の先進国ではSDGsがまったく知られていない。役所や上場企業は投資家とかクレーマーの消費者に向けに一応訴えてる格好はしているが、上辺だけ。SDGsのようなきれい事では済まされないのが世界の悲惨な現状だ。大事なことは一切決めることが出来ない国連の余興のようなもの。日本の常識は世界の非常識であることを肝に銘じるべきだと思う。