オミクロン株で死ぬのは何故

新型コロナによる全国の死亡者数が1日で463人となり、過去最多を記録した。第6波からのオミクロン株での死亡者数が1年間で4万人となった。死亡者数はデルタ株の2倍だ。軽症が多いはずのオミクロン株で、何故死亡者数が増えるのだろう。オミクロン株は、致死率は低いが感染者数が多く、結果として死亡者数が増えると専門家は説明している。果たしてそれだけが要因なのだろうか。オミクロン株による死亡者は老人が8割近く占めている。酸素濃度の低下が見られず肺炎も軽症なため入院措置が取られないが、急速に悪化し死に至るという。デルタ株までの症状は、肺の悪化だった。だからECMOとICUの必要性が、重症化の判断材料だった。でも、オミクロン株では肺の悪化は見られない。要は、オミクロン株で死に至る要因が曖昧で、対策も採られていないということだ。東京都は、未だにECMOとICUを重要視している。すでに的外れな対応なのだ。金科玉条の如く、一度決めた対策に拘る姿勢こそが、オミクロン株の死亡者数の過去最多記録を更新させているのではなかろうか。