岸田首相に欠けているもの

女性自身の「期待外れだった歴代首相」と「期待出来ない党首」ランキングの記事が目に留まった。男女1285人のアンケート調査結果だ。「期待外れの首相」の1位は岸田文雄、2位は鳩山由紀夫、3位が菅義偉。「期待出来ない党首」の1位はN党の立花孝志、2位は岸田文雄、3位が山本太郎だった。岸田が「期待外れだった歴代首相」と「期待出来ない党首」のワースト3に入ったことは肯ける。その理由は、一言で言うと「日本をどうするか」というビジョンが欠如しているからだ。だから決断力も生まれないし、リーダーシップをとることも出来ない。そのくせ唐突に国葬を閣議決定したり、防衛費をGDPの2%にすると宣言した。挙げ句の果てに、旧統一教会を取り締まる法案は公明の圧力を払いのけることが出来ず、何の役にも立たないザル法にしてしまった。自民党総裁選では公約として所得倍増を掲げていたが、実は財務省の言いなりで消費税を15%へ引き上げようとしている。「新しい資本主義」は、未だに実態が見えてこない。就任当時は「経済の岸田」と胸を張っていたが「経済音痴」であることがバレてしまった。要するに、岸田が首相に就任してから、満足な成果を残した実績はゼロだ。いや、マイナスの実績は確実に積み上げている。