所得倍増が所得税増税にすり替わった日

今日は勤労感謝の日という休日だ。「お父さん、いつも働いてくれて有り難う」という日だと思っていたが、違うようだ。調べてみると、起源は新嘗祭。新嘗祭とは、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する祭事のこと。歴代天皇が皇居の田んぼで稲を育て、刈り取って神殿に奉納する、あれだ。五穀の収穫を祝う風習なのだ。戦後、日本国憲法が制定され、祝祭日から国家神道の色彩を払拭するという方針のもと祝祭日を選定し直すことになった。国会では、新嘗祭に替わる名称を考えた。新穀祭、生産感謝の日、感謝の日、が有力となったが、感謝の日では、何に感謝するのか分からない。そこで、勤労感謝の日と労働感謝の日の二択となり、結果として「勤労感謝の日」が賛成多数で選ばれたという次第。奇しくも、勤労感謝の今日の話題は、防衛費拡充のための所得税の増税だ。岸田は公約に「所得倍増」を掲げていた。所得倍増が所得税増税にすり替わった。結局、無理な公約掲げる人間に期待するだけ無駄ということか。残念。