まるでオセロゲーム

米国の中間選挙が8日に迫っている。中間選挙は、連邦議会と州議会、州知事が対象だ。だが、同時に大統領任期の最初の2年間に対する評価を示すものだ。もし共和党が勝てば、移民、信仰上の権利、暴力犯罪への対処が優先課題となり、民主党が勝利すれば、環境、医療、投票権、銃規制が引き続き重要な課題となる。連邦議会を制する党が、委員会の調査権限を得ることになる。今は民主党が連邦議会襲撃事件に主に焦点を当てて、トランプを有罪に追い込もうとしている。でも、もし共和党が勝てば、その調査会を閉鎖し、バイデン大統領の息子ハンターの中国とのビジネス関係を調べる公聴会を立ち上げることになる。州知事は大統領選挙の結果の認定を拒否する権限を有している。だから2024年の大統領選にとっても、州知事選は落とせない選挙なのだ。米国の中間選挙は、まるでオセロゲームと化している。