目クソ鼻クソの類いかも

萩生田政調会長と旧統一教会とのズブズブ関係は、政権与党の連立関係にとっても軋轢になりつつあるようだ。萩生田が「旧統一教会との関係を絶つ」とは言わなかったことに、公明の怒りは凄まじいという。萩生田の選挙区である八王子は、公明党の支持母体である創価学会の牙城でもある。そこで学会を軽んじて統一教会を重視する姿勢を見せれば、公明がむくれるのも無理は無い。今後の展開が面白いのは、東京が10増10減で選挙区が5つ増えることと関係する。公明は2つの選挙区を望んでいるが、ひょっとすると八王子を指定するかもしれないとのこと。そうなると、公明は萩生田に推薦を出さない可能性もある。萩生田にとって、旧統一教会と創価学会の、どちらが正妻か分からないが痴話喧嘩のようなもの。そうなれば、萩生田は旧統一教会と創価学会の票を同時に失うことになる。自業自得で一件落着となるかもしれない。それにしても、山口公明党代表は、未だに「政治と宗教の質問」に対し、ノーコメントを貫いている。推し量るに、旧統一教会と創価学会は目クソ鼻クソの類いかもしれない。