生稲と萩生田の立ち位置

参院選前に萩生田政調会長が生稲晃子議員を連れて旧統一教会を訪問したことが取り沙汰されている。目的は勿論選挙活動支援の依頼だ。生稲は旧統一教会との認識は無かったと釈明している。「顔の化粧直しやきちっと間違いないように喋らなきゃいけないという意識で、何処に連れて行かれたのか分からなかった」との釈明は真実味がある。何故なら政治について生稲はズブの素人だし、旧統一教会が反社会的団体だという一般常識も無さそうだから。一方、萩生田は「ついフラッと立ち寄った」と言い訳した。超忙しい最中に「ついフラッと」は有り得ない。萩生田と旧統一教会と関係は長く深い。「ついフラッと」とは、アポイント無しでも立ち寄れる親密さとも言えるし、選挙活動支援依頼が常套化している証しとも考えられる。萩生田は記者の質問に対し、決して「旧統一教会とは関係を絶つ」とは言明しなかった。今更「関係を絶つ」などと言えば、旧統一教会を怒らせ報復されるのを恐れたのだろう。それ程関係が深く断ち切れないということだろう。この際、マスコミは徹底的に追及し、自民党から旧統一教会を切り離す努力が必要だと思う。