サントリーのサントリーたる所以

飲兵衛が一度は行ってみたいと思っているのがサントリーの山崎蒸溜所だ。大山崎周辺には、サントリー山崎蒸溜所以外にもアサヒビールの大山崎山荘美術館や千利休の国宝茶室「待庵」もある。少し足を延ばせば石清水八幡宮もある。我が家は毎年京都観光を楽しんでいる。次回は大山崎辺りを考えていた。ところが、少し悲しいニュース。サントリー山崎蒸溜所が、看板商品の「シングルモルトウイスキー山崎700ml」と「山崎蒸溜所限定ウイスキー」のギフトショップでの販売を休止すると発表した。山崎700mlは希望小売価格4500円だが蒸溜所限定価格は1332円と格安だ。でも、メルカリなどで希望小売価格以上の値段で転売する輩がいるという。販売停止についてサントリーは、需給の問題で、転売とは直接関係ないと言っている。だが、転売防止対策であることは明らかだ。ウイスキー山崎は需要が拡大している。増産に時間の掛かる原酒の不足も事実なのだろう。需給バランスを合わせるには、希望小売価格を吊り上げれば解決はする。しかし、それをしないのが、サントリーのサントリーたる所以だ。ウイスキー作りに取り組む真摯な姿勢を感じる。是非山崎蒸溜所を訪問したくなった。