節電あれこれ

電力需要が逼迫している。政府が節電を呼び掛けている。松野官房長官が「使用していない部屋や廊下の照明を消す、店舗の照明を間引く、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎず、設定を強から中に下げるなどできる限りの節電、省エネにご協力をいただきたい」と呼び掛けているが、何か変だ。官房長官が電力について発すべき事は、これではなく、電力確保の説明だ。それが無いからとても不安だ。テレビが節電のためスタジオの照明を落としているとのテロップを流している。でも、いつもの画面と明るさは変わらない。ほんの少しだけ言い訳程度に落としたのか、元々煌々とし過ぎていたのかのどっちかだ。いずれにしても節電の努力は感じられない。免許センターが寒すぎるほど冷房を利かしているという。市役所も新幹線も寒すぎる。節電とは庶民に背負わせるもので、公共施設はフリーというのが、我が国の節電対策なのかもしれない。政府は、もういい加減に電力供給の道筋を示すべきだ。