動かぬ厚労省を動かすには

何気なく点けたテレビを見入ってしまった。BS-TBS「報道1930」に河野太郎前ワクチン担当相が出演していた。ワクチン3回目接種は何故遅れているのかとの質問に答えていた。河野は「2回目と3回目の接種間隔を8ヶ月としたのは完全に厚労省の間違いだ。厚労省は間違いと認めないといけない。昨秋に接種を始めるためのワクチン在庫は十分にあった。当時は各省から集めたリエゾン担当が各自治体と緊密に連絡を取っていた。菅首相の1日100万回を達成するために、民間医師起用に予算も手当てした。厚労省とワクチン担当の役割分担を明確にした。厚労省は前例やルールに拘り過ぎで動きが遅い。海外のエビデンスを取り入れようとしない。今はその体制が無い。堀内ワクチン担当は頑張りようが無い」と語った。事態を良く捉えている。極めて明解だった。今の事態を乗り越えるには、後藤厚労相では荷が重すぎる。動かぬ厚労省を動かすには、河野を厚労相に充てる必要がある。