チェックする人もチェックすべき

北京五輪スキージャンプ混合団体で、スーツの規定違反により高梨沙羅ら女子選手ばかり5人が失格になった。日本チームは4位に終わったが、もし高梨選手が失格していなければ銀メダルを獲得していた。スキージャンプで飛距離を出すにはスーツの大きさが物を言うらしい。それだけチェックは厳しくなるし、選手も厳守に心掛けているという。それにしても5人が同時に失格したことは異常だ。チェックを行なったフィンランド人は厳格で独自のチェックをするので、チェック仲間から批判されているとのこと。要は、決められたチェック法に基づかずチェックを行ない、失格者を多量に出したということのようだ。今後国際スキー連盟から何らかの沙汰があるに違いない。それにしても、高梨選手は不運だった。高梨選手は、真っ黒なインスタグラム画面にして、詫びを述べている。自身の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったと悔いている。引退も仄めかしている。結論として言えることは、チェックがフェアではないということだ。高梨選手のインスタグラムには投稿から半日で4万件を超える励ましの声が寄せられているという。せめての慰みだ。