アンフェアなセンバツ選考委員会

第94回選抜高校野球大会の出場32校が決まった。ところが、東海地区の選考に波紋が広がっている。夏の甲子園は各県の優勝校が出場することになっているが、春の甲子園は選考委員会が出場校を選出することになっている。一般選考枠28校、明治神宮大会枠1校、21世紀枠3校の32校。一般選考枠は各地区毎に定員数も決まっている。選考の基準はあるが曖昧で、かつ密室で選考が行なわれる。慣例として秋季各都道府県大会・地区大会の成績が重要な選考ポイントになっている。秋の東海地区大会では、日大三島(静岡)が優勝し、聖隷クリストファー(静岡)が準優勝した。大垣日大(岐阜)は日大三島に敗れベスト4止まりだった。聖隷クリストファーも大垣日大も、聖隷クリストファーが選出されると思っていたという。ところが、選ばれたのは日大三島と大垣日大だった。選考委員会は、大垣日大の方が投打に優れているから言っているが、戦績を見れば聖隷クリストファーの方が優れている。余りにもアンフェアな選考だ。理由を勘ぐってみた。選考委員に静岡2校に偏ることを嫌った偽平等主義者がいたのか、岐阜出身の大物がいたのか、はたまた、田中前日大理事長の息が掛かった者がいたのか。選抜野球くらいフェアな選考をしてもらいたいものだと熟々思う。