文科省と厚労省の受験対応の違い

文科省の変わり身の速さには驚いた。昨年12月24日には、オミクロン型の濃厚接触者になった受験生は共通テスト本試験を受けられないと発表した。しかし、批判を受け3日後に撤回。無症状であれば別室受験をOKとした。更に感染して受験出来なかった者には追試験を行なうことにした。更に、更に、追試験も受けられなかった場合は、個別入試のみで合否判定する方針を発表した。文科省の変身は、既に受験生ファーストを超え、公平さが問われている。大学受験は一生を左右するから、やり過ぎではあるものの、文科省の対応は容認出来る。ところが、厚労省の対応は真逆だ。看護師国家試験は、コロナ感染で受験出来なくても追試はしないと発表した。看護師を目指す受験生がコロナに罹ったら1年待つか諦めろという訳だ。追試をしない理由を、厚労省は追試問題を作成する時間が無いことと試験会場の確保が出来ないことだと言っている。でも、どちらも厚労省が努力すれば出来ることだ。岸田は無言を貫いている。余りにも公平性に欠けている。