米軍基地からオミクロン

沖縄、山口でオミクロン株が急拡大している。米軍基地が感染源であることは間違いない。米軍の甘い感染防止対策が国内のオミクロン株流行の元凶になっている。昨年末に米国から米軍嘉手納基地を経由してキャンプ・ハンセンに入った米海兵隊員の部隊で大規模なクラスターが発生。沖縄や山口の他の米軍基地にも飛び火した。それが、基地外へ漏れてきたのだ。そもそも現在日本は鎖国状態であるはずなのに、何故オミクロン株が入って来たのだろうか。答えは簡単だ。日米地位協定があるからだ。米国人は、海外から日本国内の米軍基地にチェックを受けずに自由に入ることが出来る決まりになっているのが日米地位協定だからだ。今どき、沖縄はおろか首都圏の横田基地にも、米軍が自由に行き来出来る国は世界中探しても、日本しか無いのだ。第2次世界大戦で、日本と敗戦を共にした独は地位協定を改正し、米軍の行き来に厳しいチェックを設けている。それが世界の常識だ。その点、日本は桁外れの常識外である地位協定を綿々と維持している。オミクロン株をきっかけに日米地位協定を抜本的に見直すべきだと思う。見直しが終わった時が、日本の真の終戦と言えると思う。