烏合の衆

デジタル庁が新聞社やテレビ局の記者ら400件のメールアドレスを間違えて流出させたと発表した。官庁が多くの企業などに向けて一斉に送るリリースメールは、メールアドレスが他社の人間に見えないよう「bcc」欄に入力して送るのは基本中の基本だ。それなのに「cc」欄にして送ってしまったという。因みに「cc」はCarbon Copyの略で、複写とか参考までにという意味がある。一方「bcc」はBlind Carbon Copyの略で、他社には何処に出したのかが分からない仕組みになっている。パソコンやスマホをする人にとっては常識で、ccとbccを間違えるなんて超基本的なミスだ。その超基本的なミスをデジタル庁がやらかしたといのだから、開いた口が塞がらない。そもそも、こういう予兆はあった。安倍政権当時、桜田サイバーセキュリティ担当が「USBってなんですか」と発言したり、スマホでSNSの投稿ができたからという理由で当時78歳だった竹本が科学技術・IT担当大臣に選ばれたりした。平井前大臣は民間企業を脅したり、懇意の企業に仕事を回そうとした。更にデジタル庁の事務次官はズブの素人だ。牧島かれん現大臣も専門知識は浅い。デジタル庁とはデジタルを知らない烏合の衆と言えそうだ。