行き当たりばったりのコロナ対策

小池都知事が行き当たりばったりのコロナ対策を乱発している。自治体が予定通りワクチンが届かないとクレームをつけると、大規模接種会場分を回し急場を凌いだが、接種会場は大混乱だ。若者への接種が最優先だと、急遽思いつきで渋谷に接種会場を設けた。しかも、予約は不要だという。大規模接種会場は益々ワクチン配分を減らされ、予約した人は後回しにされる。何のためにワクチン配布計画があり、あの予約は何だったのだろうか。現場は混乱している。菅とタッグを組んで、酸素ステーションの設置と抗体カクテル療法の導入をするという。でも専門家は治療の出来るステーションが必要で、酸素だけでは意味が無いと指摘している。専門家は野戦病院的な施設が必要だと言うが、都は酸素ステーションに固執して、医療資源は十分あるので野戦病院など不要だと訳の分からない事を言う。更に、保健所が忙しいという理由で、積極的疫学調査を縮小してしまい、感染者数の実態が把握出来なくなってしまった。後日の解析に禍根を残すことになる。一貫しているのは自粛を呼びかけるだけ。自粛の呼びかけは政治家として極めて消極的にコロナ対策ではあるが、決して積極的な政策ではない。小池は現場を混乱させているだけだ。