最大のコロナ対策は記者達の反旗

国内のコロナ感染者が過去最多の1万人を超え、東京都も3日連続で3千人を超えた。関東3県と大阪にも緊急事態宣言が出されることになり、菅首相が1時間にも及ぶ会見を行なった。でも相変わらず、ダラダラと経過を説明し、誰の心にも響かない内容だった。しかも相変わらず、肝心の質問には真面に答えない。現在の人流増を如何に抑えるかが、問題の核心だが目標も手段も答えられなかった。感染者が過去最多になった理由と責任を問われたが、デルタ株の所為と言うだけで責任には触れなかった。五輪続行の是非についてもノー回答だった。国民が知りたい答えには一切答えない。そのくせコロナを収める自信があると嘯く。テレビに石を投げたい気分になった。そこで思った。会見に出ている記者達は以前よりも厳しい質問をするようになったものの、意味不明のガースーはぐらかしを容認しているのが問題だ。記者達も相当フラストレーションを溜めているのだろう。でも、我慢しているのは内閣記者クラブから外されることを恐れているからに違いない。今こそ、記者達が一致団結して反旗を翻す時だと思う。もし、反旗を翻せば、全国民が応援する。一見強面の官邸の威光など一気に崩壊するはずだ。最大のコロナ対策は記者達の反旗にあると思い至った次第。