圧力は「力」ではなく「道理」

五輪について1都3県の無観客開催がようやく決まった。でも何故北海道や福島県などを省いたのだろう。コロナ感染を考えれば、全面的に無観客にするのが道理だ。菅政権はいつもチマチマした方針を出す。コロナ対策然り、五輪感染然りだ。そのチマチマがダラダラと感染を拡大しているというのに。インド型の感染拡大は脅威だ。政府は相変わらず酒類の販売を規制するという。酒を飲むと声が大きくなり、コロナを吐き散らすだろうからと言う。その規制は当然だ。でも、問題はその規制の方法だ。西村コロナ相は「酒の提供を続ける飲食店に対して金融機関への働きかけを要請する」と宣った。これは間違いなく、ナチス的行為だと思う。酒の提供を阻止するために、酒屋に圧力を掛けて良いのかと言う問題だ。答えは簡単。西村は踏み間違えた。このバカは圧力こそ力と思ったに違いない。圧力は力では無い。道理こそ力だ。いま西村は「経済破壊大臣」と揶揄されている。揶揄こそ現実だと思う。