カッタルイこと

五輪組織委員会が会場で観客への酒類の販売を認める方向で調整しているとのこと。当然緊急事態宣言・まん延防止等重点措置下で、酒類の販売が禁止されている飲食店から非難囂々だ。酒を飲むと声が大きくなり、唾が飛び感染が拡大するという理由で禁止されている。五輪会場は特別で感染が拡大しないという理由は無い。理屈に合わないから、当然販売を諦めることになるのだろう。でも、政府や五輪組織委員会のやり方はいつも姑息だ。次の段階では、販売を禁止したのは一般チケット客だけで、IOC関係者や各国VIPについては未検討だと言い始めるに違いない。五輪開催有りき、観客有りき、酒類有りき、と来ると、次は何有りきなのだろう。しかも、その有りきの中には何段もの垣根がある。日本の政治はいつもこうだ。安倍前首相が始めたご飯論法こそが、日本政治の機動力の最大の阻害要因になっている。このカッタルイ体質を改質する方法は無いのだろうか。実にカッタルイ。