変わらない米国ファースト

コロナワクチンの接種回数が世界185カ国・地域で累計9億回を超えた。国別のワクチン接種回数(人口100人当たり)は、イスラエル115、英国・米国65、EU30、中国15だが、日本は僅かに2。これには、それなりの理由がありそうだ。日本政府は今年の初めに多量のワクチンを確保したと発表した。でも遅々として入ってこない。原因は2つある。1つは、高野孟メルマガに書かれているように、和泉・大坪のコネクティングルーム不倫コンビが口約束まがいのいい加減な合意をしたから。もう1つは、バイデンが就任100日で1億回の接種実現公約を、2億回に引き上げ、ワクチンを横取りしたから。更に米国は、ワクチン製造に必要な37種類の原料、設備の輸出を規制した。その煽りで世界最大のワクチン製造受託機関のインド血清研究所がワクチン生産を中断する危機に直面している。世界的に米国のワクチン独り占めが行なわれている。大統領はトランプからバイデンに替わったが、相変わらず米国ファーストは変わらないようだ。