お粗末な気候変動サミット

お粗末な気候変動サミットだったと思う。世界40カ国の首脳が参加した会議は、コロナ禍のためオンラインの開催だった。まず内容がお粗末。米国が中国封じ込めのため、西側諸国に二酸化炭素排出削減目標2030年50%を通達。菅はバイデンに問い詰められれば50%を腹積もりしていた。でも、何も言われなかったので46%を表明。だが、政府の検討では39%がマックス。梶山経産相と小泉環境省が46%にでっち上げた。初めから到達不可能な目標を掲げた訳だ。2030年には誰もその職務にはいない。無責任そのものと言える。排出量ナンバーワンの中国は何と2030年から削減を始めると宣った。参加資格さえ無いと言える。オンライン会議そのものがお粗末だった。自分がスピーチする時だけ真面な顔をして、それ以外の時は席を外したりスマホをいじったり、菅などは代理人を座らせていたという。おまけにオンライン会議のシステムもお粗末だった。映像が途切れたり、音声が聞こえなかったりダブったりで、ドタバタそのものだったとのこと。世界中のどの国も、二酸化炭素排出削減の目標だけは高いが、本気度が全く無いことがバレバレの気候変動サミットだった。