シブコのターニングポイント

渋野日向子プロがスイングを変えた。海外プロでは主流になっているシャローで手を返さない打ち方だ。飛距離が伸びるし、引っかけを防止出来ると言われている。変えたのは石川遼プロのアドバイスによるという。樋口久子元会長は「シャロー過ぎる。全英で勝ったのだから、スイングはいじらない方が良い」と言っていた。それも一理あるが、渋野にしてみれば世界で戦うには進化が必要と考えたのだろうとは思う。それにしても、大きな決断だ。何故踏み切れたのかが不思議だった。ところが、テレビ番組「ゴルフサバイバル外伝」を見て納得した。ゴルフサバイバルは女子プロなりたて前後の若手が競うゲームだ。渋野が2018年に登場して、途中で敗退した。敗退者には男子プロがアドバイスをすることになっている。全英にも出場したことのある渡辺司プロだった。その時の会話がこうだ。渡辺「リスクを取って挑戦する方か」渋野「堅実な方です」渡辺「堅実なゴルフをする者は上手くならない。挑戦しないと大きく成長しない」渋野「・・・」。この会話が渋野にとってターニングポイントになったのかもしれない。しかも、それがしっかりと根付き、精神的にも樋口を超える存在になりつつあるようだ。海外で頑張れ!シブコ。