尊厳も品性も論理的思考力も無い

NHKの天気予報が突然菅首相の会見に切り替わった。見たくもないが見る羽目になった。福岡など6府県の緊急事態宣言を解除した後に、記者会見の代わりにセットされたぶら下がり取材だった。菅は極めて異例に20分近くも記者の質問に答えていた。菅は語彙力が乏しくスピーチが苦手だから、いつも寸足らずでフラストレーションの残る会見が多く不評を買っている。だから、異例の長時間の取材は菅特有の媚びたサービスだと思っていた。だが、質問が重なるにつれ、菅の表情が険しくなり、ぶっきらぼうな返答になった。まるで逆ギレで取り調べを受けふて腐れる犯罪者の様相だ。そこには、一国の首相としての尊厳も品性も無かった。こんな輩が日本の首相かと思うと情けなくなった。一方で、菅を補佐する山田広報官も菅の長男の高額接待に浴していた。でも、菅は山田を更迭しないと言う。菅は、もし会見を開けば山田の接待を追求されるから、ぶら下がりで切り抜けようと思ったののかもしれない。しかし、その思惑と媚びたサービスはバッティングする。結局、菅は尊厳も品性も無い上に論理的思考力も無いということが分かってしまった。国難の折には、最低凡人並みかそれ以上の能力を持つリーダーが必要なのだが。